どうもこんにちは、relaxo（@relaxo_tbc）です。
ダイナメッシュ（Dynamesh）の「create shell」の機能を見ていたら……浴衣の厚みを後から中抜きで作れそうだな～って思ったので試してみました！
今回はZBrushで、「create shell（中抜き）をつかって浴衣の厚みをつくる」を紹介します。
http://docs.pixologic.com/zbrushcore/reference-guide/tool/geometry/
↑詳細は公式ホームページにて
「create shell」の基本的な操作方法
という方にも分かりやすく手順を紹介します。
まず基本のスフィアを呼び出して、
ライブブーリアン（LiveBoolean）で半分の状態を見てみると、中身がミッチリ詰まっていますね。
IMMブラシを選択し、、
altキーを押しながら減算の状態でメッシュを適応します。
３Ｄギズモで新たに挿入したメッシュを元のスフィアの外に移動させます。
元のスフィアにマスキングが施されているので解除します。
Geometry > DynaMesh の「DynaMesh」をオンになっているか確認してから、「Create Shell」をクリック。
ライブブーリアン（LiveBoolean）で半分の状態を見てみると、スフィアの内側に厚みが形成されました。
内側の厚みは「Thickness」のスライダーをいじることで変えることができます。
ちなみに……
挿入したIMMブラシのメッシュが元のスフィアに接触（埋没）していると、
接触している部分も切り取られつつ、内側に厚みが形成されます。
浴衣に「create shell」で厚みをつくる
膝丸の浴衣はシリンダーを元につくられて、中身がつまった筒状です。
これを内側を一定の厚みで中抜きしたいと思います。
浴衣のサブツールを複製して、カットしたものを用意。
カットした浴衣を縮小して埋没させます。
カットした浴衣を、サブツールの三日月マーク（減算）に選択します。
元々の浴衣と減算浴衣をmerge（結合）します。
Geometry > DynaMesh の「DynaMesh」をオンになっているか確認してから、「Create Shell」をクリック。
内側を一定の厚みで中抜きしつつ、浴衣の裾も切り抜かれています。
厚みがもう少しあってもいいかなと思い、
「Thickness」のスライダーをいじり……
再度「create shell」をクリック。
ライブブーリアン（LiveBoolean）で断面がどうなっているのかを確認すると、
一定の厚みを持ちつつ、裾が空いた浴衣ができました！
これで足首チラリも可能になりました！
