どうもこんにちは、relaxo(@relaxo_tbc)です。
図鑑に載っていたので、前々から行きたかった「小松市立博物館」に行ってきました。
http://www.kcm.gr.jp/hakubutsukan/

まだ近隣の学校が夏休みに入っていない時期だったためか、来館した時は私達しか来場者はいませんでした。

「トトロ」の電話も玄関に。
日本有数の鉱山だった「尾小屋鉱山」が小松市にあったため、展示されている鉱物は小松市でとれたものばかりです。

ボーリングの先端についていた石たち
水晶



こんな立派な水晶が日本でとれていたとは!
方解石


黄銅鉱

来館者が私達しかいなかった為か、学芸員さんが出てきてくれて鉱物の説明をしてくださいました。
子供には所蔵品を持たせてもらいました。
小松市の鉱物についてとても理解が深まりました。
ありがとうございます!
他の石たち


くじゃく石(マラカイト)は絵具の原料なのですが、九谷焼の緑はマラカイトからなのかしら?

斑銅鉱……めっちゃキレイじゃないですか?
銅の原料として利用されているみたいなんですが、鉱石そのものが美しいですね~

九谷焼

九谷焼の出土品。

九谷焼の原料となる陶石がよくとれるので、九谷焼が盛んになった。
地理、地勢で産業が生まれる……ということなんですな。



鉱物だけではなくて九谷焼なども展示されています。

「石を見に来た」と受付の方に言ったためか、こんな素敵な冊子をいただきました。
小松市の石についてくわしく書かれた観光協会発行の冊子です。
小松市立博物館以外にも「尾小屋鉱山資料館」や「遊泉寺銅山跡」や石切り場が紹介されていて、小松の石情報がまとまっていて読みやすいです。
また小松市が銅山を有することで、どのように繁栄していったのかが学べます。
歴史をひも解くと、
・加賀藩家老だった横山家が「尾小屋鉱山」の経営を始める
・実業家・竹内明太郎が「遊泉寺銅山」を経営し、附属施設として「コマツ:小松製作所」を設立。
銅山の掘削機械をつくるためにコマツが生まれて、建設重機のメーカーとして現代でも活躍していることを考えると歴史ロマンに溢れていますね。
http://www.kcm.gr.jp/hakubutsukan/
子供は「早くお金持ちになって、山をダイナマイトで爆破して石を拾いたいな~」と言っていました。
余談ですが親戚から貰ったこの石、

「水晶かな~」と思っていたのですが……小松市立博物館でソックリな鉱物を見つけました。

↑これです。
よく似ているので「方解石脈」なんじゃないかな?
博物館に行ってから図鑑を読むとさらに鉱物への知識が深まって◎
この図鑑に紹介されている博物館はどれもアタリなので、どんどん行ってどんどん勉強したいです。