どうもこんにちは、relaxo(@relaxo_tbc)です。
膝丸くんの軽装をつくりました~
【第十六弾 軽装二】
本日は、刀剣男士 太刀「膝丸」の「軽装」の姿をお届けします。以上の2振りで、今月の「軽装」のお届けはおしまいです。第十六弾のゲーム実装時期、グッズ発売に関する詳細はしばらくお待ちください△△ #刀剣乱舞 #とうらぶ pic.twitter.com/ppGURHp22M— 刀剣乱舞-本丸通信-【公式】 (@tkrb_ht) August 25, 2020
襦袢を着ているので浴衣? ではなくて着物の扱いになるのかと思うのですが……
浴衣と形状がほぼ同じなので、浴衣と呼称させていただきます。
その点、ご了承くださいね。
ということで、着物や浴衣の構造がどうなっているのかをまず勉強しました。
↑こちらを見て勉強しました。構造やポーズによる見え方が色々と紹介されていて勉強になりました。
ローポリで浴衣のベースをつくっていく
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-1-1.jpg)
まずシリンダーを用意して浴衣の下半身部分をつくります。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-2-1.jpg)
帯もシリンダーでザックリ位置をとります。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-3-1.jpg)
浴衣の上半身部分(袖以外)をつくるので、浴衣の形にマスキングします。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-4-1.jpg)
厚みゼロでextract(抽出)でマスキング部分を抜き出します。
すると欲しくない部分もextract(抽出)されてしまっているので……
Tool > Geometry > EdgeLoop > EdgeLoop Masked Border をクリックします。
するとポリグループ分けされている部分がパッキリします。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-5-1.jpg)
ほしい部分のポリグループのみを表示してから、Del Hidden(非表示削除)をクリックして要らない部分を削除します。
穴が開いていたり、形もガタガタなので……
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-6.jpg)
ZRemesherをかけてポリゴン数を減らしつつ、形を整えていきます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-7-1.jpg)
ZModeler > EdgeAction > Insert にて余分なエッジを減らすと便利です。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-8-1.jpg)
ZRemesherとZModelerをつかってエッジを整えました。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-9-1.jpg)
袖はZSphere(Zスフィア)をつかってつくっていきます。
Zスフィアの使い方なんかは下記の記事にまとめてあります。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/05/aikyatti02-3-320x180.jpg)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-10.jpg)
MakeAdaptiveSkin を押してメッシュに確定。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-11.jpg)
形を少し整えて、反対側の袖も同じように作成します。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-12.jpg)
浴衣の上半身の襟の部分を少し押し込んで布の厚みをつくります。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/1-14.jpg)
大きなパーツは出揃いました。
浴衣の襟をEdgeloopを使ってつくる
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-1-1.jpg)
襟の部分をつくっていきます。
浴衣の上半身をつくった時と同じように、襟になる部分をマスキングしました。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-2-1.jpg)
厚みゼロでextract(抽出)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-3-1.jpg)
Tool > Geometry > EdgeLoop > EdgeLoop Masked Border をクリック。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-4-1.jpg)
ほしい部分のポリグループのみを表示してから、Del Hidden(非表示削除)をクリックして要らない部分を削除。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-5-1.jpg)
ポリゴン数が多いので、ZRemesherをかけてポリゴン数を減らします。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-6-1.jpg)
ZRemesherとZModelerをつかってエッジを整えました。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-7-1.jpg)
かなりエッジを減らして襟のベースの完成です。
左側の先端をポリグループ分けしてあります(ピンクの部分)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-8-1.jpg)
ZModeler > PolygonAction > Q Mesh(Qメッシュ)で襟の厚みを出しました。
重なっている部分の位置を調整して、
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/2-9-1.jpg)
襟の完成です。
雪駄をZModelerを使ってつくる
雪駄のベースをZModelerをつかってつくります。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/3-1.jpg)
四角っぽいものの場合はスタートは大体、下記のつくりかたで作ってます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/07/aikyatti02-320x180.jpg)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/3-2.jpg)
雪駄の鼻緒もZModelerと3Dギズモを組み合わせてつくっていきました。
①立方体に分割線をZModelerで挿入する
②動かしたくない部分をマスキングしてから3Dギズモで位置を調整
という地味な作り方です。
アウトラインになる部分にcrease(クリース)を入れてから、
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/3-3.jpg)
Geometry > Crease の「Bevel」をクリックしてまとめてベベルをかけました。
この辺りの詳細は下記のブログにまとめてあります。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/07/aikyatti02-1-320x180.jpg)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/3-4.jpg)
扇子、襦袢、小物をつくって、大分かたちになってきました。
ハイポリにしてシワをいれていく
ローポリで形を大体とって、これからDivide(ディヴァイド)してポリゴン数をあげていくんですが……
色塗りも楽にやりたいのでローポリの間に下準備をします。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/4-1.jpg)
浴衣の切れ目にcrease(クリース)を入れます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/4-2.jpg)
縦に太い白いラインが入るので、ポリグループ分けをしておきます。
また薄紫の2本ラインは細目のものが入るので、そこにはcrease(クリース)を入れました。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/4-3.jpg)
Divide(ディヴァイド)してポリゴン数をあげてから、シワをいれていきます。
いつものSKブラシさんにお世話になっています!
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/05/aikyatti02-4-320x180.jpg)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/4-4-e1599193302692.jpg)
MaskByFeatureで「crease」だけを選択してからクリックし、crease(クリース)部分にマスキング。
マスキングを反転してから、浴衣の切れ目を「SK_Slash」で彫りました。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/4-5-e1599193279695.jpg)
浴衣の裾が重なっている部分を表現したいので、上に重なる部分以外をマスキング。
そのあとmove(ムーブブラシ)で持ち上げます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/4-6-e1599193264568.jpg)
smooth(スムースブラシ)で、ならして重なりが完成です。
浴衣の上半身と帯をつくる
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/5-1.jpg)
帯の結び目を立方体を変形して作成。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/5-2.jpg)
浴衣の上半身+袖を一つのサブツールにまとめました。
ポリグループ分けしておくと便利です。
袖のつなぎ目になる辺りにcrease(クリース)を入れておきます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/5-3.jpg)
浴衣の上半身に入る縦に太い白いラインに、ポリグループ分けをしておきます。
また薄紫の2本ラインは細目のものが入るので、そこにはcrease(クリース)を入れました。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/5-4.jpg)
Divide(ディヴァイド)してポリゴン数をあげてから、シワをいれました。
MaskByFeatureで「crease」だけを選択してからクリックし、crease(クリース)部分にマスキング。
マスキングを反転してから、袖のつなぎ目を「SK_Slash」で彫りました。
膝丸・軽装完成!
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/6-1.jpg)
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/6-2.jpg)
浴衣のライン部分の色塗りは
①ポリグループ分けした縦に太いラインを選択⇒塗りつぶし
②MaskByFeatureで「crease」だけを選択してからクリックし、crease(クリース)部分にマスキング。
マスキングを反転してから2本ラインに薄紫で塗りつぶし。
という手順を踏んでいます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/6-3.jpg)
塗りつぶしは color > Fillobject で出来ます。
塗りつぶしをしたい色を選択しておいてから「Fillobject」をクリックで、ズバっと塗れます。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/6-4.jpg)
ちなみにサブツールの筆アイコンが「色塗りしてるよ!」というサインです。
裾を開いている状態にしたい場合には、下記のブログを参照してください。
![](https://www.relaxoblog.com/wp-content/uploads/2020/09/aikyatti02-320x180.jpg)
ザックリですが浴衣のつくりかたを紹介しました~